アタマは前座と遅れていったらまだ始まってない。中入り前に「九州吹き戻し」をやるから、なるべく客を締め出さないようにという配慮なのだろう。そもそも取れまいと思ったチケットが当たり、しかもこの演目をやるこの会に当たったのは当たりである。というわけで、「九州吹き戻し」、つまらなくて、難しい噺と前振りしていたが、私が思うにこの噺ってダイナミックなストーリーの展開とか面白さというよりも、語りを聞く楽しみを引き出すもののような気がする。噺を聞いていて内容以前に、その語りに心地よさを覚えるということはあるものだ。で、そうした語りの見せ場があったが私にはまだ中途半端な感じがした。次にこの噺にめぐりあうのが楽しみ。中入り後は「宮戸川」。これでもかというぐらいにくすぐりを放り込んでくる。もともとこんな感じだっけ。で、伯父さんとこいって、ずっとじいさんばあさんの会話で笑いとって、いつ2階へ行くんだろうと思ったら、あら、そこで下げてしまった。
- アーティスト: 立川談春
- 出版社/メーカー: 夢空間
- 発売日: 2005/07/21
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