ことばの起源
この本、面白い。が、なかなか読み進められぬ。本来10月アタマに読了していてよい本だ。ま、この間に起こったことを考えればしばらくはリハビリ期間と感受せねばなるまいか。しかし、早く調子戻さないと原稿が---。
本当の飛躍的な進歩は、完全に発達した三次の心のリオンによって、実在しない誰かが特定の状況に対してどう反応するか、われわれが想像できるようになった時点だ。言いかえれば、我々は文学の創造をはじめることができる(144頁)。
というわけで、チンパンジーが持っている程度の心の理論ではここまでたどりつけないと。
初期人類の群れの核を女性が形成しており、言語がその群れをまとめるために深化したのなら、当然その結果として考えられるのは、初期人類の女性こそが言葉を話した最初だったということだ(207頁)。
これは母権制社会から父権制社会へ移行したという話の下敷きとして理解してよいのかな。バッハオーウェンとか読むとなんか関連すること書いてあるのかな。
- 作者: ロビンダンバー,Robin Dunbar,松浦俊輔,服部清美
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
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