今日、再放送の「ワールドミュージック・タイム」の選曲はよかった。昭和30年代の少なからずの歌謡曲って無国籍調でとてもモダンな感じがして面白いのだ。考えようによっては、当時の方が、ずっとわれわれはワールドミュージックと接点があったということになるかな。当時、どれほどどんな洋楽が売れたのかも調べてみると面白そう。ハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート」とかけっこう売れてるんじゃないかな。
それから、こうした傾向は日本だけではないだろう。やはり、同じ頃に、移民がらみということもあるかもしれないが、米国でもカンツォーネ風の曲なんかがヒット・チャートにあがっていたはずだし(もちろん「上を向いて歩こう」も)、ロイ・オービソンのヴォーカル・スタイルなんてイタリア入ってるよね*1。イギリスではスッキフルやカリプソが流行るし、カリプソなんかはかなりいろんな国で聞かれているのではないだろうか。ちなみに、演歌の全盛期は1970年代なのだ。
「カチューシャ」 (ダーク・ダックス)
「夢みる想い」 (ザ・ピーナッツ)
「日曜はいやよ」 (西田佐知子)
「ウシュカ・ダラ」 (沢村みつ子)
「さいざんすマンボ」 (トニー谷)
「チャチャチャは素晴らしい」 (雪村いづみ)
「春のサンバ」 (美空ひばり)
「スコキアン」 (江利チエミ)
「淡き光に」(藤沢嵐子、早川真平とオルケスタ・ティピカ東京)
「南部牛追い唄」
(坂本政一とオルケスタ・ティピカ・ポルテニア)
「何日君再来(ホーリーチェンツァイライ)」 (李香蘭)
「美わしの河(ブンガワン・ソロ)」 (日本ビクター管弦楽団)
「お玉杓子は蛙の子」 (灰田勝彦)
「南京豆売り」 (鉄仮面)
「すみれの花咲く頃」(天津乙女、門田芦子、宝塚歌劇月組生徒)
「夢になずみて」 (松平里子)
ドゥー・ワップを聞いてても曲によってはなんかよく聞いたようなメロディーで懐かしさを覚えてしまったりもする。あとは、この曲あれだよねとか。
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*1:トラヴェリング・ウィルビリーズで復活してこれもヒットしたんだよね。でも、そのときには亡くなってしまった。