やっぱりそうだったのか!この本、面白い。しかし、いま全部読むのはしんどいな。
私が関心を持っているのは、一九世紀以来の西欧において、いかに個々人は、「注意を払う」という能力の観点から、自己を決定し、形成することが要求されたかということである。---。二〇世紀が幕を閉じようとするいま、主体の解体という深刻な社会的危機が、ひとつには「注意」の欠如として比喩的に診断されているということは、意味のないことではない。
- 作者: ジョナサンクレーリー,Jonathan Crary,岡田温司,大木美智子,石谷治寛,橋本梓
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/08/01
- メディア: 単行本
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