コミュニケーション学講義

 なんか参考にあることが書いてないかと思って読んでみた。もちろん、よくわかる部分や既知の話もあったけど、全体的にはよく分からない本だった。といって、読みにくいわけではない。
 でも、なぜ、「コミュニケーションの閉じ」と「情報の開け」みたいなかたちで二つを対立概念として扱う必要があるのかよくわからないし、よくいえば話の広がりが大きく、悪く言えば話がとっちらかっていて、あちこち行く話にいまいちついて行けない。また、何人もの議論が参照されているが、その少なからずはあえて参照するまでもない程度の事柄ではないかと思う。
 単に、わたしがこの本のターミノロジーについていけてないだけの話なのだろうか?いずれにせよ、メディオロジーはそれなりにさらっておいた方がよいとは思っているので、時間ができたらドブレの本も含めてもう少し丁寧に読み返してみることにしよう。
 

コミュニケーション学講義 メディオロジーから情報社会へ

コミュニケーション学講義 メディオロジーから情報社会へ

  • 作者: ダニエルブーニュー,水島久光,西兼志
  • 出版社/メーカー: 有限会社書籍工房早山
  • 発売日: 2010/04/22
  • メディア: 単行本
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