グローバル化の社会学

 グローバル化で生じていることはなにかを確認したうえで、グローバリズム新自由主義)に対抗する枠組みとして、EUがモデルであろうトランスナショナルな国家の必要性が説かれているということでいいのかな。他の本と重複する部分が多く、どこかで聞いたような話も多いが、お勉強にはなる。それにかなり楽観的な話に思えるのだが、現実にも考えていかなければならない問題ということにはなるんでしょうな。しかし、ヨーロッパではEUの流れ自体がグルーバル化に重ねられているという話も聞いたことがあるがどうなんでしょう。実際、大規模化を進める農業政策なんかはそんな感じがする。

グローバル化の社会学―グローバリズムの誤謬 グローバル化への応答

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