危険社会

 この本のサブ政治の話とか読んで、教えてもらったこのサイトとか見ていると、暗澹たる気分になる*1。コメント欄を見るとさらに---。
「政治家はー特に選挙においてー決定権力を有しているかのように装わなければならない。そして、彼らはそれがつくり話であることを知っているにすぎない」(455頁)。「政治がその枠を取り払われることについて歴史的には一応の完成を見た。しかし、これをさらに推し進めていかなければならない。政治は将来のあり方を決定する唯一の、あるいは中心的存在ではない」(456頁)。もっとも、この本、けっこう繰り返しが多いし、話のつながりがよく分からないところもあって、話を整理しにくいところがあるのだが。
 中央じゃ政局の方が気になるみたい。でも、もうすぐ中井久夫が言っていた40ー50日が来てしまう。自然災害も放置しておけば人災に変わる。

危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)

危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)