『マクルーハン理論』
相変わらず『プラトン序説』が見つからない。これって、中世ヨーロッパで典礼の「演劇化」が進行していく過程で起こってくる問題なんだけど、よく考えてみれば、普遍論争のことだよね。世俗社会が発展していく過程で、書き言葉の力も大きくなるし、キリスト教の影響力を維持するために、教会がいろんなことをやりはじめるんだけど、そこには明らかに新しい趨勢が見てとれると。
カトリック儀式の聖体が犠牲の体そのものなのか、それを象徴するものなのか、といった論争が生まれるようになった。言葉は中立的なシンボルになった。もはや創造的プロセスの密着した一部分ではなくなった(152頁)。
- 作者: マーシャルマクルーハン,エドマンドカーペンター,Marshall McLuhan,Edmund Carpenter,大前正臣,後藤和彦
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2003/03/10
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しかし、こうなると、これぐらいは読んでおかねばまずいか。
- 作者: 山内志朗
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