This is England

 仕事で面白くないことがあったので、予定を変更して映画を見に行くことにした。昨今は、土日構わずこういう話が迷い込むからほんとうにやってられない。しかし、今週はさらにいろいろ起こるのだった。
 イギリスでどういう文脈でスキンヘッズが登場してくるのかがよくわかる作品。誰がスキンヘッドになって、誰が彼らをそそのかすのか?結局、兵隊はどこまでいっても兵隊なわけだよね。まあ、ヨーロッパで極右が出てくる文脈の一つということになるのだろうけれど。でも、アトランティック・ソウルをバックに、束の間とは言え白人と黒人(ジャマイカン)を結ぶって場面にはちょいと泣けるものがある*1。見ながら思うに、この国にナショナリストなんているのかしら。騒ぐのは日教組の大会ぐらいってのはどうなのよ。いまどれだけの同胞の仕事が奪われていることか。

*1:Percy Sledge 'The Dark End of the Street'