柳家小三治独演会

 年度の初めのお楽しみが落語になるとは思わなんだ。草臥れて前座の時間に居眠りしつつも、そのあとはちゃんと聞いてました。今回はそれぞれに比較的短めのマクラを振って「馬の田楽」と「転宅」。「転宅」は久々。「馬の田楽」は聞いたことがあるようなないような。
 大御所といわれる噺家のなかに、談志みたいなタイプの噺家が一人しかいないのは、まあおかしくないにしても、小三治みたいなタイプの噺家が彼しかいないというのはさみしい。なんで志ん朝は、あるいは文朝はとか思ってもせんないことなのだが。もうじき映画も公開されます。