前田泰樹『心の文法』

 献本していただいたこの本の合評会へ行ってきた。ボクよりも専門が近い方々から有益なコメントが出てきてお勉強になるんじゃないかと期待していたのだが、この本のベースになった博論のときに徹底的に議論をやってしまったそうで(どんな話になったんだか詳しく教えてくれー)、ボクも大したコメントができなくて、合評会としては盛り上がりに欠けるところもあったのだが、この本そのものには、いろいろ教えられるところ、インスパイアされるところがあった。まだ反響は聞こえて来ないけど、思うにこの本って凄いんじゃないか?出てるのは去年だけど読了したのは今年なので、ボクのなかでは今年の一押しの本になりそうな気配だ。理論に関心がある社会学者なら(あるいはそうじゃなくても?)この本の中身を真摯に検討すべきだと思う。ボクとしても、この先、この本へのボクなりの応答になるように論文、できれば著書を書きたい。その後の飲み会も楽しかった。ご迷惑をかけた方がいたらスミマセン。

心の文法―医療実践の社会学

心の文法―医療実践の社会学