柳田耕一『水俣そしてチェルノブイリ』

 読みながら、これでいくと農協って〈第二のムラ〉ってことになりそうだと思った。その昔、私がめずらしく出席していた講義で、下斗米信夫(先生)が、旧ソ連の農業の集団化のせいで、ロシアの農民のよき伝統が根こそぎにされてしまったという話をしていたのを思い出した。それでいくと日本の農業における農協ってどういう評価になるんだろう?ある意味、農協が農家の主体性を奪ってしまったわけで、この先、農業をどうするにせよ、農協をどうするって話は出てくるのだろうと思うのだが(よく知らないまま書いてます。スイマセン)。そういえば、守田にもこんな本があった。

水俣そしてチェルノブイリ―わたしの同時代ノート

水俣そしてチェルノブイリ―わたしの同時代ノート