イタリアのトラック・スト

 イタリアのトラック・ストはすごいことになっていたらしい。スーパーから生鮮食料品が消えたとか。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200712130006.html
http://www.afpbb.com/article/economy/2324204/2445975
http://www.asahi.com/international/update/1213/TKY200712130042.html
そのわりには新聞じゃ扱いは小さいな。テレビは見ないからよくわからないけどどうだったんだろう?似たようなものじゃないかな。で、現地へ行った人はろくに事情を知らないものだから、びっくりぎょうてんすることになる、と。フランスのストの扱いも小さかったし、国際化っていうことなら、何が身近なニュースなのかはもう少し考えてもよいと思うのだが。
 われわれにとってストの記憶はもう過去のものとなりつつあるわけだが、ストってわれわれの日常生活がどれだけ他人に支えられているかを知るうえで貴重な機会なんじゃないかと思う。自分たちが資本主義社会に生きていることを実感するひとつのやり方だといってもいい。そして、われわれを支えてくれる他人が困窮を訴えているのなら、それに耳を傾けることは悪いことじゃない。イタリアの事情がどの程度のものかは知らないが、日本のトラック運転手の労働条件の悪さだって相当なもの。と考えれば、ニュース・ヴァリューは高いと思うんだけどな。それにストってなんだか楽しそうじゃない?それとも余計なことは知らせない方がいいのかな。