今月の会議中に読んだ本は、これとこれ。
色川大吉『水俣ーその差別風土と歴史』(反公害会議編) http://www.bk1.jp/product/00919909
こちらは、ティモシー・S・ジョージの『ミナマタ』に引かれていたのが気になり(これ誰か訳せばいいのに)、たまたまネットで見つけて入手できたものの、残念ながらアタマの部分が落丁している。そのせいでよくわからないのだが、裁判での証言をおこしたもののよう。近代社会の周縁部分では、資本主義的生産様式を維持するために、封建的な社会構造が再組織されていくのだということがよくわかる。『水俣の啓示』(筑摩書房)とあわせて読むと有益。
Minamata: Pollution and the Struggle for Democracy in Postwar Japan (Harvard East Asian Monographs)
- 作者: Timothy S. George
- 出版社/メーカー: Harvard University Asia Center
- 発売日: 2002/03/15
- メディア: ペーパーバック
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それとこれ。フロイトの議論を簡単に概観するのに大変便利な本。
- 作者: ジークムントフロイト,Sigmund Freud,生松敬三
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1999/09
- メディア: 単行本
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