黒川紀章の建築

 12日、黒川紀章が死んだ。あれ随分痩せたなとは思ってたけれど、選挙に出たりしてまだまだ若いなーと思っていた矢先の死だったのでちょっと驚いた。晩に某国営放送で追悼番組をやっていたのだが、黒川が若い頃会議で訪れたロシアを再訪するという趣旨の番組(最初を見そびれたのだけど、いつの制作だったのだろうか?)。黒川に縁のあるロシア人建築家の足跡を訪ねる一方で、最後に会議の通訳をしてくれた女性と再会を果たす場面が印象的だった。当時、黒川が恋心を抱いていたというその女性はその頃でもとてもおきれいな方で、黒川と再会して妙に若やいだ表情を見せたのが愛らしかった。あるいは、いきなりピアノを弾きはじめてみたり。彼女も、黒川と同じく二人の写った写真を大切に持っていたのだ。当時のソ連にあっては国外と自由に連絡がとれないのは当たり前、そんな時代が少し前まではあったことを忘れそうになっていた。
 こちらへ来てから黒川紀章が地元の人だということを知ったのだが(他にも、荒川修作とか)、身近なところで彼の建築物を見られないのかとちょっと調べてみた。最近なら、国立新美術館*1、近場なら豊田スタジアム*2がよく知られていますが、名古屋市美術館もそうだったんですね。他にも、千種タワーヒルズなんてのもあった。多分あれだ。

 ちなみにまずここで調べました。
http://www.kisho.co.jp/j_index.php