趣味縁から始まる社会参加

  若者の地元志向から、いきなり、趣味縁の話に移りそれがパットナムの社会関係論、あるいは、思想の科学の『共同研究 集団』通して、公共性や社会参加につながり、合わせて地元志向との関係も確認するというアクロバットが展開する。もっとも、地元志向というならマイルドヤンキーは外せないのではないか?
 趣味集団は趣味友人に比べて「仲のよい友達」の数(募金等)を通じた「社会参加」が見られる。集団帰属の多元性ではさらにそれが顕著になる。他方、「親友」や「知り合い程度の友達」よりも「仲のよい友達」の数が、公共性や社会参加にかかわっていた。しかし、ここには逆の相関の可能性ある。つまり、だとすれば「親友」には知られたくないし、「知り合い程度の友達」には知る術もない事柄なのかもしれない。

趣味縁からはじまる社会参加 (若者の気分)

趣味縁からはじまる社会参加 (若者の気分)

 

 

「つきあい」の戦後史―サークル・ネットワークの拓く地平
 

聞き書 野中広務回顧録

 同種の聞き書きとしては宮沢喜一のそれが既読だが、まったく印象が違う。宮沢のそれは完全にエリートのそれだが、の中のそれは自分の腕っ節一歩での成り上がりだ。おっこでの話も細かい細かい。それでも墓場まで持って行った話がいくつもあるんだらうな。

聞き書 野中広務回顧録

聞き書 野中広務回顧録

 

 ここに出てこない野中の話は、たとえば、ここにある。

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

 
差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)

 

バリー・マン

やっぱり、シンガーとしてもよいですね。

サヴァイヴァー

サヴァイヴァー

 
レイ・イット・オール・アウト

レイ・イット・オール・アウト

 

現代ニッポン論壇事情社会批評の30年史

 基本的に同じ話の繰り返しだな。ロスジェネの黙殺、左派の経済音痴がパラレルな関係にあると。

デモクラシーは仁義である

 きわめて現実主義的な民主主議論

デモクラシーは、仁義である (角川新書)

デモクラシーは、仁義である (角川新書)

 

アリストテレスの政治思想

アリストテレスの政治思想

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ヨーロッパ政治思想の誕生

ヨーロッパ政治思想の誕生