関​内​寄​席​ ​桂​歌​丸​落​語​会

 三​遊​亭​圓​朝​作​ ​「​塩​原​多​助​一​代​記​​〜​青​の​別​れ​」
 一年ぶりに見た歌丸さんは以前よりもやせており、滑舌も前のようにはすんなりいかないようでしたが、やっぱりこの語りの調子はお見事という他はない。ご自分でもおっしゃっていましたが、名前のいい間違えこそあれ、聞き入ってしまいました。他に、これだけの『塩原多助』をやれる人って誰かいるのかしらん。1年後に後編をやるそうです。是非、後編もうかがいたいものです。しかし、円朝は『真景累ケ淵』もそうですが、分身のモチーフというのが強いですね。中入り前には三遊亭遊雀さんが、『蛙茶番』なんて噺をかけていました。ってなわけで、子連れのお客さんがいましたが、いきなりこれをお子さんに聞かせるのは酷だと思いますよ。