個人と社会的自我

 というわけで、1927年の社会心理学講義を読んだ。編者のミラー曰く『精神・自我・社会』とは逆の議論の進み方。だからというわけではないが、わたしのなかではミードの印象かなり変わるというか、もっと「環境」ということに注目してよいというのではないかと。行為と環境は分ちがたく結びついたものなんだよね。鶴見俊輔はプラグマティストとしてミードをもっとも評価していたように思ったけど、なんて言ってたっけ。
 

個人と社会的自我―社会心理学講義

個人と社会的自我―社会心理学講義

アメリカ哲学 (講談社学術文庫)

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