真夏の原発

なんか変じゃない?そして、やっぱり節電を

 連日の猛暑にもかかわらず、不思議なことに今年は少しも電力不足、節電を訴える声が聞こえてこないし、報道もされない。せいぜい火力でコスト高という話。これは不思議なことではあるまいか?むしろ、メディアから伝えられるのは条件付きとはいえ、原発の再稼働を容認するような論調である。また、参院選の争点とされるのはもっぱら経済問題、アベノミクスにたいする評価であるとされ(るがその争点はなんか曖昧だ)、原発の問題はあまり争点化されない。
 なぜか?私見では現行の政権が基本的には原発再開ということで財界と手打ちを済ませてしまったから、あえて電力不足の危機を煽る必要もなくなったのではないかと思う。足りなくなったらあらためて原発の必要を指摘できるし、寝た子をおこすよりむしろおとなしくしておく方がよいとか。去年のデモその他の騒ぎはどこへ行ったのだろう?しかし、原発いらないのであればやはり電気の無駄遣いはやめた方がいいよね。
 アベノミクスを評価するなら衆議院で十分な数は確保できてる。参議院でも与党有利は明らかなのだから、アベノミクスの問題点もきちんと論じられるようにしたい。原発もその一つとして争点にできるはずだが、この奇妙な静けさになんとも言えない嫌な感じを覚えている。