孤独な天使たち

 予定が狂ってベルトリッチの新作へ。小品だがベルトリッチという感じ。引きこもり気味の少年が、1週間ひとりで地下室でこもった暮らそうというところに、闖入者、ヤク中の異母姉がやってきて展開する密室劇、で結末はといえばなんとなく予想がつきそうなものだが、そんなことはどうでもよくベルトリッチの映像に引きつけられたし、終わりの方でデイヴィッド・ボウィーの「スペース・オデイティ」のイタリア語版がかかるのもとてもよかった。イタリア語版じゃこんな歌詞になるんだね。