グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

 その昔、アメリカで最大の観客動員数を誇るバンドがグレイトフル・デッドであることを知って驚いた。アメリカのTVドラマに、たしか刑事物にやたらとデッド好きというキャラクターがいたり、ERの最初の方の回でジェリー・ガルシア(本人?)が出てたりして、テープ交換、後にはオンラインで音源を交換するデッド・ヘッズという面白いファン文化を持った取り巻きがいることも知るようになった。実際、日本でいわゆるジャム・バンド(しかし、これよく分からないカテゴリーだよね)のライブへ行くと録音機材をおく場所が用意されていたりして、ああ、これなんだなと思った。
 で、そのデッドでマーケティングの本が出て監修が糸井重里ということで、どうなんだろうと思いつつ積極的に買う気にはなれず、ブックオフで見つけて購入してあっという間に読了した。まあ、初歩のマーケティングの本として読めばいいのかな。ロックが産業化していくなかでカウンター・カルチャーの香りを残しつつ、ファンを重視していってたどりついたのがSNSとつながるというのはたしかに面白い。ちなみに、私もデッドのライヴ音源を集めておりますが、これきりがないんだよね。あら、もう一冊似たような本が出ている。

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

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グレイトフルデッドのビジネスレッスン#

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80年代になって出た、これが唯一のシングル・ヒットじゃなかったけ。

http://www.dead.net