そういえば選挙だっけ

 今日初めて自宅で選挙カーの声を聞いた。そういえば、この週末は選挙なのか。思い出した。私が住む周辺は投票率が低いんだよね。夕方、投票にいって名簿をのぞくとがらがらなのがわかる。逆に、そういうところの票を取り込もうとしないという点で、現行の候補たちの思惑の限界がわかろうというものだ。新しい票を掘り起こそうという発想は弱いんだよね。
 そもそも、選挙前にまともに市民税5%減税が失敗だったということが取り上げられないことが不思議でならない。そもそも市民税が法人税分と住民税分からなり所得ベースで課税されるから、これが優良企業、金持ち優遇の税制改革であるという分かりきったことをメディアはきちんと報道しない。有権者は減税で喜んでいるのだろうか?だとすれば、なんかずれてるよ。これはブッシュがやった減税と同じようなもので、これで効果があったというのであれば中京圏の税収があがり、財政的に余裕ができるのでなければおかしい。しかし、現実はといえば、保育料の値上げである。つまり、結果はおしてしるべし。
 幾ばくかの減税はもちろん家計には大きいのかかもしれないが、規模の経済というものがありまして、その分をうまく有効なサーヴィスにふりむければ、減税よりもっと有効な行政サーヴィスが提供できるのです。ってぐらいの話は、当たり前のこととして候補者もメディアも報道してほしいんですけどね。