テロルの季節

 昨日今日と若松孝二が亡くなるなんて思わずに、そしてくだらない話にここまで足を取られると思わなかった頃に(くそ食らえって)買ったチケットを消化している。しかし、いずれもそれだけの価値はあったと思う(他に逃したものもあるのだが))。前者、ありえないと思いつつ、なんか泣けてくるよな−。でも、戦後民主主義のなかである種のリレーは確実に行われているはずなのだ。あとは誰がそれを受け継ぐかだけが問題だ。後者、ますます具体的な政治的目標が見えなくなっただけで、ほかに現在は何が変わったのだろう。私には近年起こっている無差別殺人は社会を呪ったテロのようにしか見えない。二作続けて見ていると、いったいこの間に何が変わって何が変わらなかったのだろうと思う。多分、いくらいろんなことが変わっても、実は何も変わっていないのであり、何も変わっていないということは、われわれがそれに気づきさえすればわかることなのだろう。今日この日に。
 


ビートルズ商売の阿漕さよ*1

*1:ここからひっぱれた。でも、これオリジナルとヴァージョンちがうよね。http://www.youtube.com/watch?v=mIVq0_LD6a0