やっと手元にきたので、とりあえず一読した。知らない論点がいろいろ出てきて勉強になる。
これまで我が国は風水害を中心とした災害被害の劇的な軽減に成功しながら、他方で近年では災害の低頻度・公費外貨および複雑化・多様化という現象に直面している。同時に人々が守られるべき災害リスクが、人名や基本的財産の喪失から、生き甲斐やつながりの喪失など、生活の質に関するものまで拡大している(234頁)。
減災政策論入門―巨大災害リスクのガバナンスと市場経済 (シリーズ災害と社会4)
- 作者: 永松伸吾
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: 単行本
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