メンミ『人種差別』

 頁をめくってみると以前読んでいるはずなのだが、まるで記憶に残っていない。それはともかく、ある種の古典に位置づけられるような本ですね。メンミは人種差別をいかのように定義している。

人種差別とは、現実の、あるいは架空の差異に、一般的、決定的な価値づけをすることであり、この価値づけは、告発者が自分の攻撃を正当化するために、被害者を犠牲にして、自分の利益のために行うものである(161頁)。

人種差別 (りぶらりあ選書)

人種差別 (りぶらりあ選書)