ウォルフレンによれば、オバマはペンタゴンをコントロールできていないと。これは、オバマ政権下の一連の軍事がらみの政策を見ているととても納得。そして、その「ペンタンゴンは軍産複合体の一部であって、この軍産複合体というのはそれだけで存在していて、まったく政治的な判断とは関わりがないし、アメリカの長期的な利益に繋がる、明確な論理性にのっとって動いてはいないんですね」(131頁)。どこの国も同じようなものというべきか。
他方、小沢一郎って、なによりも選挙に勝つことが目当てで政策的に定見がないんじゃなかろうかという疑問はやっぱり正しいらしい。もっとも、これは小沢一郎だけにかぎった話とも思えないから、小沢のすごみってそれがどれほど徹底してるかってことになるんだろうけれど。で、民主党の浮沈はどう見ても、それを乗り越えられるかにかかっているように思われるわけですが。
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