なぜかRCサクセションを聞いている

　なぜか急にRCを聞きたくなり、聞くとなればまず『ラプソディ』かなと。後から完全版が出ていることを知る。失敗した。この辺でメンバーが固まってあの清志郎になるわけで、当時、その姿をテレビで見たときは（なぜか、ライブを中継する番組があって、子どもバンドとかも出ていた）、こりゃ何じゃという感じで決して好きではなかった。そうはいいつつ見ていたわけですが。で、いつのまにか好きになっていた。清志郎の歌には一種の「女々しさ」があって、それがあの独特のヴォーカル・スタイルにのってくるところが一つの魅力じゃないだろうか。個人的には『シングルマン』から『Blue』のあたりが一番よいと思う。その前後も好きですが。しかし、『ラプソディ』が80年。「いけないルージュ・マジック」が82年なんですな。そんなに短い間だったの？でも、「トランジスタ・ラジオ」をはじめ、ボクのRC体験は決定的にこの二つのあいだで刻印されているのだ。

ラプソディー

RHAPSODY NAKED (DVD付)

BEST OF THE RC SUCCESSION1970?1980