マリインスキー劇場の『白鳥の湖』

 今日で和辻の2巻は読了というつもりだったのだが、夜になってついついマリインスキー劇場の『白鳥の湖』を見てしまう。クラッシック・バレエってモダン・ダンスよりも体の使い方が単調な感じがして、わりと敬遠してしまうのだけれど、でも、自分で腕の一本も動かしてみれば分かるように、常人じゃとてもあんな体の動きはできないんだよね。とくに、ギエムを観たときにも思ったのだけれど、名門所でプリンシパルをはるようなバレリーナって、体つきからして他の踊り手とは違うし、背中の筋肉のつきかたなんかもスゴイ。そんなロパートキナが踊るオデッタののびのある動きに優雅さ以上に迫力を感じてしまう。なんかホントに白鳥みたい。しかも、オディールはオデッタとまったく違った風に踊り分けられる。セットは照明もうまく使ってまるで絵画をみているみたいだったし(張りぼての白鳥はいかがなものかと思いましたが)、その前にあれだけの数の踊り手を集めて舞台が展開すればこれはスゴイ!東京に丸ごとやってくるそうですが、ちょっとお値段が---。
http://www.japanarts.co.jp/html/2008mariinsky_opera/index.htm
続いて別役実の『マッチ売りの少女』もやってたようですが、やめておきました。しかし、なんでかぶるように放映時間を組むかね。
http://blogs.yahoo.co.jp/pourpasseletemps/44830899.html