ネットカフェ難民5400万人

 住まいが借りられずネットカフェ等に寝泊まりしながら働く若者が相当数いると言われていたが、厚生労働省が行った実態調査による数字*1

http://news.goo.ne.jp/topstories/life/20070828/6c41a848dfa4940df29a4b126d480bf1.html?fr=RSS
たとえば、
http://www.asahi.com/life/update/0828/TKY200708280056.html
http://www.asahi.com/life/update/0828/TKY200708280217.html
 
 20代が一番多いのは予想がつくとして(26.5%)、次に多かったのが50代だった(23.1%)というところにことの深刻さが現れているのではないか。安定した収入を得られる仕事と住まいと家庭生活ってかなり密接にリンクしていて、いったんその循環から外れてしまうとそこに戻るのはかなり難しいし、また、そもそもそうした循環に入る機会すら奪われている人たちが若年層に少なからずいる、そうした実態が示されているように思う。。
 部屋を借りた経験のある人ならみんな知っていることだと思うけど、住居を借りるためにはかなりのまとまった金額が必要。でも、これから働こうって人にそんなお金はないよ(ボクも親に借金しました)。しかも、保証人の必要とか審査もある。ましてや低賃金で不安定な就労形態では---。そうなると、この問題、記事での湯浅さんの発言にもあるが、単純な就労支援だけじゃ十分対応できないと思うのだが、どこまで踏み込んだ対策がなされるのだろうか?

 こんな記事もありますが、http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/08/28/16718.html

*1:厚生労働省が公表した「日雇い派遣労働者の実態に関する調査および住居喪失不安定労働者の実態に関する調査の概要」は、こちらから、http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/08/h0828-1.html