浅羽通明『右翼と左翼』幻冬舎新書

 こちらも今頃だが、右とか左とかいう言葉が何だか気になるが、何のことだかよく分からない人にはオススメ。一通りの見取り図は得られるはず。最後はこう結ばれている。
「まずは、「右-左」図式が出現する以前、「権威・序列・忠誠」を柱とし、「権威」と「秩序」の公正を保障する普遍性ある巨大宗教(儒教を含む)がそれらを支えた「帝国」の可能性をもう一度検討すべきでしょう」244頁。

右翼と左翼 (幻冬舎新書)

右翼と左翼 (幻冬舎新書)