イノセント・ガーデン

 『オールド・ボーイ』が面白かったパヌ・チャヌクのハリウッド作品。あそこまで行かないがそこそこ来てるし、映画としてもそこそこ来てる。一見ではストーリーの構成がよくわからないところもあるのだが、あの小娘って深読みするとあの年頃の女の子の描写として結構リアルでね。よく知らない(ある意味無垢な)叔父と「イノセント・ガーデン」を出ようとするわけだが、最後はその叔父も切っちゃうのね。お話のうえでけっこう血が強調されるのだが、これってある意味『ノスフェラトゥ』みたいな話だな。