ジンメル社会学入門

 完全に要約でできた書物。ただし、最後だけマルクス疎外論との比較がなされているが、この評価は違ってるんじゃないかな。いずれにせよ、ただでさえ分けのわからないところを含んだジンメルの本を要約したのだから、これは入門としては不親切だ。ただ、ジンメルを真面目に読もうという人なら、この本とつきあわせながら読むというのはありだろう。丁寧な索引も付いている。

ジンメル社会学入門 (有斐閣新書)

ジンメル社会学入門 (有斐閣新書)

 

ジンメルの社会学理論

 「ジンメルを長い間の誤解から救い出し」と宣告した上で、ジンメルの方法の連続性を確認するのだが、そうすると、その後論じられていく、個別のトピックについても一貫した方法論の適応が見いだせなければならないはずだが、とてもそうなっているようには思えない。

ジンメルの社会学理論―現代的解読の試み (SEKAISHISO SEMINAR)

ジンメルの社会学理論―現代的解読の試み (SEKAISHISO SEMINAR)

 

談志の忘れもの

 談志の内弟子だった談幸さんによる談志の逸話

談志の忘れもの―落語立川流噺

談志の忘れもの―落語立川流噺

 

記号論の基礎理論

 面白そうな本なのだが、訳文が強引すぎて一読しただけでは意味不明なとこが多すぎる。
 

記号学の基礎理論 (叢書・ウニベルシタス)

記号学の基礎理論 (叢書・ウニベルシタス)